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プレシーズンマッチ「横浜GRITS対H.C.栃木日光アイスバックス」監督・選手コメント

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本日の試合後に行われた監督・選手会見でのコメントは下記の通りです。

浅沼 芳征監督



―試合の総括

本日はお集まりいただきありがとうございました。初陣として臨みましたが、けが人もいて人数はぎりぎりだった。選手たちのこの試合にかける気持ちが強かったので、そこは体力度外視で取り組んでくれた。余計なペナルティなど反省点はあるが、今日以上に明日、良いパフォーマンスにつなげたい。一人ひとりがGRITSにとって大切な選手なので、それぞれのパフォーマンスを上げていいチーム作りをしていきたい。

―監督から見た今日の平野選手のプレー

平野は非常にリンクに乗る前の姿勢からチームを鼓舞していた。キャプテンは菊池だが、リーダーシップをとって、試合に向かう姿勢を体現してくれた。試合中もピンチやチャンスのとき、いいタイミングでいい声を出してくれていた。どこからでもチャンスがあればシュートを打つのが得意技なので、今日もチャレンジしていたと思う。平野にいいパスが渡るタイミングが少なかったが、これからセットを組む選手といいコミュニケーションをとっていけば増えると思うし、反対に平野が同じセットの選手のパフォーマンスを引き出すことも期待している。

―GRITSが目指すホッケーをどの程度出せたか

目指すのはアグレッシブホッケー。FWもDFも得点に絡んでくるようなプレーをしたい。まずは選手も少ないので、体力勝負の中で良いパフォーマンスが出せるようにしたい。アグレッシブホッケーにはがむしゃらさだけではなくしつこさも必要だと思う。チェックしてフォローして奪って、シュートしてリバウンドをしつこく狙って、を繰り返していけると良い。守りもとにかく相手に嫌がられるプレーをして1点ずつ稼ぐ全員ホッケーを目指したい。

今日は今の状況の中で言うと70点くらい出せたと思う。明日の試合が終わったときに合格点の80点を超えられたらと思う。もちろん目標はどんどん上げていきたい。

―今日の試合への思い シンプルに感慨深く思う。参入は目標ではなく、あくまで通過点。横浜GRITSというチームの価値をスポーツ界に理解してもらうことが重要なので、まずはアジアリーグへの参入が決定してプレシーズンマッチが迎えられたことは素直にうれしいし、幸せだった。ただ選手とのミーティングも、これが目標ではなく、一歩一歩チームに共感してくれるファンを作ることが自分たちの使命だと話した。これが本当にスタートなので、これからしっかり走っていきたい。

―今日の結果は2‐6。これからアジアリーグでやっていけそうか、手応え

1年前にバックスさんと試合をしたときは、0‐4で無得点だった。そこから点が取れるチームになったのは、前進したと思う。余計なペナルティやペナルティ時のプレーなど課題が見えたので、ヘッドコーチのマイクと共有した。これらを一つずつ克服していければなと思う。近いうち勝利をお見せできるように精進します。

菊池 秀治選手



―今日の試合の収穫や、感じた課題。来月の開幕に向けてチームとして得られたもの

アジアリーグのチームを相手に、観客を入れて試合をすることが初めての選手もいた。アジアリーグのスピードやフィジカルを経験できたので、今日の反省点を話し合って明日から一歩一歩ステップアップしていきたい。

―300人近くの観客が入った会場の雰囲気はどうだったか

コロナ禍で観客は少なかったが、選手としては観客が少ないという感じがしなかった。ホッケーを楽しんでくれていたと思う。今後は観客の皆さんをもっと楽しませるために、横浜のチームとして盛り上げていきたい。

―今日の試合は、手応えのほうが大きいか

今日の試合はポジティブに捉えている。ゲーム中も押される場面が多かったし、どれをとってもアイスバックスのほうが上だったが、僕らがやることは明確になった。(マイクヘッド)コーチも合流したら、もっとステップアップできると感じた。

―チケットは完売。ファンの待ち遠しい気持ちや期待を感じる 僕も東京出身なので、東京や横浜にアジアリーグのチームができることに期待感がある。ファンの期待をもっと高めて、アイスホッケーを知らない人や、一度アイスホッケーから離れてしまった人にもGRITSを通して魅力を伝えていきたい。

平野 裕志朗選手



―チームに合流してから間もない中での今日の試合だったが、チームとしての手応えは

自分だけではなく何人か合流の遅い選手がいたしけが人も多い中で、プレシーズンではあるが今日の試合がシーズン全体を決めるという思いで全員が臨めていたと思う。泥臭いプレーをすることもそうだし、今後もGRITSは何かやってくるなという印象を相手も感じたと思うので、その点は良かったと思う。

―監督からは平野選手がチームを引っ張ってくれているというコメントもあったが、どう捉えているか

自分もチーム内では年下の方ではあるが、自分よりも若い選手が3、4人いるし、年上の選手たちも引っ張ってくれる中で自分が1番試合勘や(プレー)環境に慣れている状態でチームに入っていると思うので、ベンチでの声やプレーでチームを引っ張るというのは意識しなければと思っていた。ヘッドコーチのマイク・ケネディは来日できていないが、彼からは「お前が引っ張らないとダメだ」と言われているし、そういった部分は意識してやっている。その上で監督がそう思ってくれているのであれば引き続きやっていきたいと思う。

―今日のご自身のプレーへの評価は?

まだまだ足りないし、点数で言ったら30点にもいっていないと思う。やはり誰と一緒にプレーしようと、どんな相手とやろうと、自分のプレーを出して味方をどれだけ生かせるかだと思うので、それが自分の実力だと思う。そこをしっかりチームの中で、そこに平野の力があるというのをみんなにしっかり分かってもらえるように今後、明日の試合もそうだが、開幕までしっかり準備して、チームでひとつになって頑張っていきたいと思う。

―平野選手としては11月までのアジアリーグ参戦となるが、この2ヶ月で日本のファンに何を見せたいと考えているか

日本のアイスホッケーを応援してくださる方々にはもちろんいつも感謝しているし、自分のプレーを観たいと思って来てくださる方に「やっぱり平野ってすごいな」と思ってもらえるようなプレーをすることが、自分がいる期間でやるべきことなのかなと思う。あとはせっかくこうして横浜にチームができて、アイスホッケーが大きくなるいいきっかけなので、自分もそこに力を注いで、アイスホッケーを知らない人たちに観に来てもらうという努力が必要だと思っている。自分がアメリカにいるからだとか、2ヶ月だけと決まっているからだとかではなく、日本のアイスホッケー界のために、横浜GRITSのためにしっかり自分のやれることをやっていきたいと思う。

―立ち上がったばかりの横浜GRTITSというチームに対して、自身のどんな経験をもたらしていきたいか プロという環境でありながらデュアルキャリアという横浜GRITSの方針でやっているが、試合に出るからには責任もある。自分もまだできているわけではないが、働きながら練習して、そこから試合という環境の中でも1試合1試合、プロとして、横浜GRITSの一員として戦う姿勢というのは自分が1番強いと思っているので、そこはチームにしっかり促していきたいと思う。